連休のドライブで避けられないものの一つが、高速道路の渋滞です。なぜ渋滞は発生するのでしょうか?多くのドライバーが経験する渋滞には、実は特定のパターンとメカニズムがあります。今回は、高速道路の管理会社であるNEXCO西日本からの情報をもとに、交通集中による渋滞がどこで、なぜ起こるのかを詳しく見ていきましょう。

交通集中渋滞の主な発生源

高速道路で起きる渋滞の多くは、「交通集中渋滞」と呼ばれ、特定の場所で車両の流れが滞ることで発生します。NEXCO西日本が分析したデータによると、交通集中渋滞の主な発生源は以下の五つに分類されます。

1. 速度低下を招く「サグ部」

交通集中渋滞の約58%を占めるのが、「サグ部」と呼ばれる場所です。サグとは、下り坂から上り坂に切り替わる箇所のことを指します。ドライバーは無意識のうちに速度を落としがちになり、これにより後続車との車間距離が詰まります。結果として、次々と後続車がブレーキを踏むことになり、渋滞が発生するのです。

2. トンネル入り口の心理的影響

交通集中渋滞の約20%は、トンネルの入り口部で発生します。トンネルに差し掛かると、入口の暗がりや独特の圧迫感から、一時的に速度が低下する車両が見られます。これもサグ部と同様に、車間距離が短くなり、後続車がブレーキを踏むことで渋滞が引き起こされる典型的な例です。

3. 合流で起こる「インターチェンジ」渋滞

インターチェンジ合流部では、交通集中渋滞の14%が発生します。これは、インターチェンジから本線に合流する車両によって、一時的に道路の交通容量(一定時間に通行できる車の最大量)が不足することが原因で渋滞が発生するケースです。

4. 少数派だが要注意「料金所」

料金所部での渋滞は、交通集中渋滞全体の約1%と比較的少ない割合ですが、こちらも見過ごせません。料金所での一旦停止が、一時的な交通容量の不足を引き起こし、後続車の流れを滞らせることで渋滞につながります。

5. その他の渋滞要因

上記で説明した箇所以外にも、交通集中渋滞の約7%は、その他の様々な要因によって発生しています。

SOURCE:NEXCO西日本NEXCO西日本

高速道路の渋滞がどこで、なぜ起こるのか、その主な理由が少し理解できたのではないでしょうか。渋滞のメカニズムを知ることは、私たちが運転する際に、速度変化に気を配ったり、車間距離を適切に保ったりといった安全運転につながります。快適なドライブのために、これらの知識をぜひ役立ててみてください。