世界には、思わず顔をしかめるほど強烈な香りを放つ食品が数多く存在します。しかし、それらは単なる悪臭ではなく、独特の製法や文化が育んだ味わいの証。今回は、そんな香りの強い食品をいくつかご紹介。悪臭の感じ方には個人差があるため、以下のレベルはあくまで目安です。
悪臭レベル1: 納豆
大豆を納豆菌で発酵させた、日本で親しまれる食品です。
悪臭レベル2: IRU(詳細不明)
ナイジェリアのヨルバ族が食する、イナゴ豆を発酵させた調味料です。
悪臭レベル3: リンバーガー
リネンス菌で発酵させたベルギー産チーズ。体臭の一因とも言われる菌で、修道士が足で混ぜたのが起源とされます。
悪臭レベル4: ピータン
アヒルの卵をアルカリ性で熟成させた中国の食品。アンモニアや硫化水素を含む香りが特徴です。
悪臭レベル5: ホンオフェ
エイの肉を冷暗所で発酵させる韓国の食品。エイの尿素が加水分解され、アンモニアが発生します。
悪臭レベル6: シュールストレミング
スウェーデンで生産されるニシンの塩漬け缶詰。「世界一」と評されるほどの強烈な香りを持ちます。
悪臭レベル9: ドリアン
アオイ科の果実で、その強烈な香りは非常に有名です。
悪臭レベル10: 臭豆腐
植物の汁と石灰等を混ぜた漬け汁に、豆腐を一晩漬け込んで作られます。台湾や香港で食べられます。
これらの食品は、文化の中で育まれ、発酵という古くからの知恵によって独特の風味と香りを生み出しています。香りの強さは千差万別ですが、その背景には食への探求心があると言えるでしょう。