ふと目に止まった透明な花、サンカヨウがどうしても気になってしまい調べてみました。
サンカヨウは北海道から本州にかけて分布し、深山のやや湿った場所に生えるそうです。花期は5~7月。茎の先に直径2cmほどの白色の花を数個つけます。朝露が残る早朝、花びらが水を吸って半透明の姿を魅せてくれます。
陽が当たり出すと花びらは乾燥していき、元の白い姿に戻ります。まるで氷細工のようですねぇ(*´艸`*)
ちなみに学名はDiphylleia grayiで英名はありません。
花言葉は「親愛の情・幸せ」だそうです。素敵ですね!そしてやはり気になるのが”半透明になる理由”ですが、調べてもなかなか正確な答えは見つからず・・・なので私なりの勝手な見解を。
科学的に、透明というのは光(可視光線・電磁波)を吸収・散乱しないということ。例えば、水は可視光線を吸収しない為まとまった量では透明に見えますね。しかし、細かい粒子になると光を散乱するので不透明となります。霧や湯気が白く見えるのをイメージしたら分かりやす位と思います。
物質が密になっていると内部反射も起こらず透明になります。もし空気があれば、そこから反射するので白っぽくなります。すりガラスに水を注いだり、薄いシャツを着て水に濡れると透けてみえるのはこれが理由なんです。要するに半透明になる絶妙な条件がサンカヨウには備わっているのではないかと思われます。
あくまで推測であり、もしかしたらとんでもない化学変化を起こしているかもしれないのでご了承を笑