今でも使われている1,000年前の風車「Nish Toofan」

 イラン北東部のナシュティーファーン村には、世界最古の風車のひとつとされるNish Toofan(ニシュトーファン)がある。

 天然の粘土、藁、木材で作られたこの風車は、約1,000年間小麦粉を作るために動き続けています。風車のデザインなどからC.E.500〜900年の間に作られたとされており、現在ではMohammad Etebariさんというたった1人の老人によって守られているそうです。

 彼は古代の伝統を守る最後の一人で、後継者が欲しいものの毎日のメンテナンスに興味をもつ若者は現れず、この伝統がいつか無くなってしまうことを懸念しています。

 2002年には国家遺産に指定されましたが、今では穀物を簡単に粉砕する方法がありますし、ニーズの無さから簡単に壊してしまおうと言い出す人もいるので、未来ではどうなっているか分かりません。

 歴史の一部が失われないためにも、こういった文化は大切にしていきたいですね。

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