YouTubeアカウントTimelapse Visionは、指先の”皮膚隆線“をタイムラプスで撮影し、物に指紋が付く原理を映像で証明しています。
皮膚隆線(ひふりゅうせん)とは、掌や足の裏にある線上に盛り上がった部分のことを指します。皮膚隆線上には一定の間隔で汗のでる汗口が開いており、汗口から出る汗がインクの役割を果たし、物に触れ捺印することで指紋を残すことになります。
動画では、汗口から汗が出ている様子が撮影されているのですが、美しいくらい等間隔であることに驚かされます。
補足ですが、指先の汗口から出る汗は殆どが水分なので、時間が立つと蒸発して消えてなくなってしまいます。では何故、時間の経過した事件現場などで指紋が検出されるのでしょう?
理由は単純で、他の場所からもってきた油分が指紋を長時間残す役目を果たしています。日常生活で物を触るのは勿論、痒い所や痛い所があれば自分の手で触れますよね?その時の油分が指先に残っていて、油分で捺印された指紋が完成するわけです。