シンガポール国立大学の研究者であるTan Swee ChingさんとSai Kishore Raviさんは、新しいタイプのエアフィルターを開発しました。
このエアフィルターは一般的に使われているメッシュ様のものではなく、フィルターに塗布して密度を上げる特殊なナノファイバー溶液です。
塗布した後に自然乾燥させるだけで、PM2.5の粒子を90%除去し、通常のものより2.5倍の空気流量を生み出すことができるそうです。
密度の高いフィルターは、密度が高い分透明性が失われてしまいますが、このナノファイバー溶液を使えば、透明性を犠牲にせず、従来より高い除去能力を得ることができます。
空気流量が高いので、汚染地域で活動する作業員のマスクなどに使えば、呼吸もしやすくなり作業効率が上がるかもしれません。さらに、PM2.5などであふれた空気環境の良くない地域では、商業施設で応用するのもありかもしれません。
一般家庭の網戸に塗布すれば、砂埃など細かい粒子を防ぎながら空気の入れ替えができるので、掃除が少しだけ楽になるかもしれません。
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