自転車での走行中、特に夜間や暗い場所では路面の凹凸が視認しにくく、思わぬ危険につながることもあります。こうした課題を解決するため、地面に光のグリッドを投影して路面状況を明らかにする新技術「Lumigrids」が注目を集めています。
Lumigridsの機能と仕組み
Lumigridsは、自転車のハンドル上部に装着するLEDプロジェクターです。このデバイスは、進行方向の地面に正方形の光のグリッドを鮮やかに投影します。路面に起伏や障害物があると、均一なグリッドがその形状に合わせて歪むため、ライダーは視覚的にその変化を捉え、路面の状況を直感的に把握できます。電力は、車輪の回転を利用して内部バッテリーに供給される仕組みを採用しており、エコフレンドリーな設計も特徴的です。
SOURCE:Lumigrids While Cycling
現在の開発状況と課題
この革新的なLumigridsは、現在まだ開発段階にあり、一般市場には流通していません。路面状況の可視化という点で大きな可能性を秘めている一方で、従来の自転車用ライトのように広範囲を明るく照らす機能は限定的であると見られます。そのため、別途メインのライトが必要になるかもしれません。また、投影される範囲が近すぎると、ライダーの視線が足元に集中しすぎてしまい、かえって前方の注意散漫につながる可能性も示唆されています。開発チームには、安全性を最優先に考慮した上での製品化が強く期待されます。
類似コンセプトの製品
自転車の安全な走行をサポートする取り組みは、Lumigrids以外にも多様な形で進められています。例えば、自転車本体から光のレーンを路面に投影し、自転車の存在と走行空間を周囲に明示するような製品も存在します。
「自転車の道を作ってくれるライト」は、こうしたコンセプトに基づき、すでに市場で展開されている製品の一例です。