これはハーバード・メディカルスクールとイスラエル工科大学の研究者達が行った実験で、大量の抗生物質に遭遇した大腸菌(E. coli)がどのように進化するかを実証した映像になります。
彼らはまず、2 × 4フィート(約60 × 120 cm)の巨大なシャーレに、ラボでよく使われている海藻由来のゼラチン(培地)を作りました。培地の量は14リットルにもなったそうです。
その後、抗生物質の濃度が違う0倍、1倍、10倍、100倍、1000倍のセクションを造り、0倍から大腸菌を培養していきます。0倍のセクションには細菌に有害な物は含まれておらず、1倍のセクションには従来の投薬量の抗生物質が含まれています。
天井に設置したカメラで2週間かけて大腸菌の進化を撮影。タイムラプス動画で公開してくれています。
1倍なんてへっちゃらさ!10倍でもまだまだいける!耐性をつけてグイグイ繁殖していく大腸菌の様子をみていると少し恐ろしくなってしまいます。
疾病治療時に抗生剤は多様されますが、あまり使いすぎると耐性のついた菌を生み出してしまうので考えものですね。
全然関係ないですが、耐性菌と製薬メーカーはある意味ビジネスパートナーな気がします笑
最初から薬剤に頼るのではなく、ある程度は自分の免疫力を信じて戦ってみるのは如何でしょうか?