ネグレクトや児童虐待の防止運動を行っているオーストラリアの団体「NAPCAN」が公開した動画です。
児童虐待はオーストラリアで最も重要な社会問題の一つとなっています。
昨年だけで35,000人以上のオーストラリア人の子どもが虐待を受けていたことも判明している。
とてもメッセージ性の強い動画なので是非御覧ください。
① 身体的虐待:身体に痛みや苦痛、外傷の生じるおそれのある暴行を加える行為。「一方的に暴力を振るう」「外傷がなくとも継続的に痛みを与える(食事を与えない、冬は戸外に締め出す、部屋に閉じ込める)」など
② 心理的虐待:著しい心理的外傷を与える言動を行い児童の健全な発育を阻害する行為。心的外傷後ストレス障害 (PTSD)やうつ病、アダルトチルドレンなど、重大な精神疾患の症状を生みます。言葉の暴力、一方的な恫喝、無視、存在否定、自尊心を踏みにじる行為などが含まれる。
③ 性的虐待:子供への性的暴力。児童への猥褻行為が中心で、児童を性的対象にしたり、猥褻なものや性交を見せ付けたり、性的行為を強要することも含まれる。
④ ネグレクト:児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食、もしくは長時間の放置その他の保護者としての監護を著しく怠る行為。「病気になっても病院に受診させない」「乳幼児を暑い日差しの当たる車内への放置」「食事を与えない」「下着など不潔なまま放置する」「通学を行わせない」などが含まれる。
オーストラリアでは子供→親への虐待も「児童虐待」に入るようですね?(NAPCAN)
さらに児童虐待により次のようなリスクが増加するそうです。
① Substance addiction「物質中毒(麻薬やアルコールなど)」
② Crime「犯罪」
③ Homelessness「ホームレス」
④ Poor physical health「不健康」
⑤ Educational failure「学力低下」
⑥ Poor employability prospects「社会不適応」
⑦ Depression & suicide「うつ病や自殺」
「結婚する相手を選ぶ時はまず親を見ろ」なんて言葉もあります。
不倫・浮気・離婚などは、子供に遺伝する確率が比較的高いという調査もあります。
子どもたちは無意識にあなたの言動に洗脳されてしまいます。
子どもを躾ける前に、まず自分を躾ける事がとても大事ですね。