今や私たちの生活に欠かせないスマートフォン。肌身離さず持ち歩き、ちょっとした空き時間にも画面を覗き込む。総務省の調査によると、すでに人口の3分の1以上の方がスマホを手にしているといわれています。そして、あるデータでは、一日に150回もスマホをチェックする人もいるのだとか。その便利さゆえに、ついつい長時間使いがちですよね。

しかし、そんな身近なスマホが、実は私たちの体や健康に、意外な影響を与えている可能性があるのをご存知でしょうか?今回は、スマホが私たちの体にどんな影響をもたらすのか、そして、どうすればより快適に、健やかにスマホと付き合っていけるのか、一緒にゆるっと探ってみましょう。

目に優しい使い方を考えよう

小さな画面を長時間見つめ続けていると、目に負担がかかるのは想像に難くありません。特に、画面に集中するあまりまばたきの回数が減ると、「ドライアイ」を引き起こしやすくなります。目が乾燥すると、炎症を起こしたり、感染症につながったりする可能性も出てくるので注意が必要です。

子どもたちの目への影響も心配されています。ある専門家は、成長期の子どもが日常的にスマホの画面を見続けることで、近視になるリスクが高まる可能性があると指摘しています。

さらに、大人にとっても無関係ではありません。近くの物にピントを合わせる力が衰えることで起こる「老眼」は、通常40代以降に発症することが多いのですが、スマホを過度に使用すると、もっと若い年代でその症状に悩まされるケースが増える可能性も指摘されています。

スマホの利用が必ずしも直接的な目の損傷につながるとは限りませんが、意識的なケアが大切です。画面のテキストサイズを少し大きくしたり、部屋を明るくして使ったり、一度に15分以上連続して見続けないようにする工夫がおすすめです。また、小さなお子さんの場合は、3歳から7歳くらいであれば、小さな画面でのゲームは30分以内にとどめるのが良いとされています。時には遠くの景色を眺めて、目のピントを合わせる練習も忘れずに。

姿勢が大切な理由 首や背中への負担

スマートフォンやタブレットを使っているとき、どんな姿勢で画面を見ていますか?多くの方が、うつむいて頭を少し前に突き出すような姿勢になっているかもしれませんね。

理学療法士のチャーター氏によると、この「頭を前方に突き出す姿勢」は、首や背骨の上部にかなりの負担をかけるといいます。本来であれば頭の重さをバランス良く支えるはずの首のカーブが崩れてしまうと、神経が圧迫され、首の痛みや肩のこり、ひどい場合には頭痛など、さまざまな体の不調を引き起こす原因になりかねません。

一日に何度もスマホを見る習慣は、知らず知らずのうちに体に負担を蓄積させてしまいます。日頃から、スマホを使うときの姿勢に少し意識を向けるだけでも、これらの負担を軽減できるかもしれません。

お肌とスマートフォンの意外な関係

長電話をした後、頬がほんのり熱くなっていることはありませんか?スマホから伝わるその熱が、肌に炎症を起こし、ニキビや発疹の原因になる可能性が指摘されています。

そして、もう一つ気になるのが、スマホの清潔さです。以前行われた興味深い細菌テストでは、30台のスマートフォンを調べた結果、なんと男子トイレの洗浄ハンドルよりも18倍もの有害菌が検出されたという報告があります。毎日顔に近づけ、手で触れるスマホが、これほど多くの細菌の温床になっているとは驚きですよね。これらの細菌が肌に触れることで、ニキビなどの炎症を引き起こしやすくなる可能性も考えられます。

ハリウッド女優のキャメロン・ディアスさんも、ニキビに悩んだ時期があったとされており、肌と向き合う大切さは多くの人にとって共通のテーマかもしれません。スマホは、常に清潔に保つように心がけたいものです。

清潔さと美容、スマホ利用の注意点

美容の観点からも、スマホの使い方には気を配りたいポイントがあります。実は、スマホの過度な使用が、顔の下半分の輪郭、特に「頬のたるみ」につながる可能性があると指摘する専門家もいます。

化粧品皮膚科医のサムホオジロ氏によると、最近、顔の下1/3、特に顎のラインのたるみに悩む30代の女性が増えているのだとか。年齢とともに肌の弾力性は自然と低下していきますが、その状態で何時間も首を曲げてスマホやタブレットを見続けていると、デリケートな肌が重力で下向きに引っ張られ、たるみの原因になる可能性があるというのです。

美しさを保つためにも、スマホを見る姿勢には注意が必要かもしれませんね。

音と眠りの質を守るために

最近は、スマホで手軽に音楽を楽しむ方も多いですよね。しかし、イヤホンやヘッドホンで大音量の音楽を長時間聴き続けると、「騒音性難聴」という聴覚のトラブルにつながる可能性があります。これはスマホに限らず、音響機器全般に言えることですが、耳を守るためにも適度な音量で楽しむことが大切です。

より詳しい情報については、SOURCEで確認してみてください。

また、夜間のスマホ利用で気になるのが「ブルーライト」の影響です。スマホの画面から発せられるこの光は、眠りを誘うホルモンである「メラトニン」の分泌を阻害する可能性があると言われています。寝る前にスマホを操作すると、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりするかもしれません。これもスマホに限った話ではありませんが、快適な睡眠のためにも、就寝前のスマホ利用は控えるのが賢明です。

ブルーライトの影響について、さらに詳しい情報はSOURCEをご覧ください。

まとめ:スマホと上手に付き合うヒント

ここまで、スマートフォンが私たちの健康に与えるさまざまな影響を見てきました。目の疲れから、姿勢による体の不調、さらには肌トラブルや美容への影響、そして聴覚や睡眠の質まで、思っている以上に広範囲にわたる影響があることがわかります。

ニキビの原因や頬のたるみといった美容面での影響は、意外に感じた方もいるかもしれませんね。もちろん、スマホを使ったからといって、必ずしもこれらの症状が出るわけではありません。しかし、その可能性を意識して、日々の使い方を見直すことは、私たちの健康にとって非常に重要です。

スマホは今や生活に不可欠なツールです。だからこそ、ご紹介したような対策や注意点を少し頭に入れて、上手に付き合っていくことが大切です。定期的に休憩を挟んだり、姿勢に気をつけたり、画面を清潔に保ったりする小さな心がけが、快適で健康的なスマホライフへとつながるはずです。

How your MOBILE can give you acne… not to mention a saggy jaw and sleepless nights