安いステーキを買ってくると、とても硬く感じたことがありませんか?
この動画では自宅で安いお肉を、美味しくて柔らかくするスライス方が紹介されています。
動画で紹介されている脇腹肉やサーロイン、牛肉の各部位には大きな違いがあります。
牛の体でいうと、脇腹肉は沢山動かされている部位であるため比較的に肉質が硬いです。
それに対して、サーロインはあまり動かさない部位であるため、柔らかい事が分かっています。
動画ではある実験が行われていました。
まず二種類のお肉の塊を、温度が一定に保った(±54℃)の温めのお湯に入れ調理します。
その後、Brookfield Engineeringが開発したCT3テクスチャーアナライザーという機械にかけます。
この機械は「噛む力」を測定するもので、どれぐらいの力で肉をかみちぎれるかが分かります。
そこで、驚きの結果が出ました。
肉質が硬い脇腹肉を”繊維に沿い“スライスをする場合、サーロインと比べ約4倍の噛む力が必要な事が分かりました。しかし、”繊維に対して垂直“にスライスすると、柔らかいサーロインにかける力と殆ど変わらない事が判明しました。
つまり、お肉をスライスする際に包丁の方向さえ注意すれば、安いお肉でも柔らかく食べれる事が可能です。この原理を上手く使いこなせば、硬いお肉でもいつでも美味しく調理できることに違いありません。是非ご自宅で一度お試しください!(^^)