犬はとても賢く忠実な動物であり、人間と共に進化してきた数少ない動物です。心理学者のStanley Corenは従順な200匹の犬の知性を犬種毎に調査し、どの犬種がどれぐらい知能が高いかを6階層にわけて評価しています。
犬の知性を評価するのは簡単ではないので、基本は適応能力・労働能力・本能的能力について調査し、空間認識能力や運動能力、対人関係については除外して評価しているそうです。
この結果は犬の優劣を決めるわけではなく、あくまで知性という項目で見た時の評価で、飼い主の質によっても差が出てきます。例えば、暴力的な飼い主や犬との友好関係を構築できていない場合はこの評価に該当しません。
犬に何を求めるかは人それぞれなので、あくまで参考資料として御覧ください(^^)犬種名にはカタカナが多く探すのが大変なので”ブラウザの検索機能“を使って探してくださいね!(Control+Fなど)
第一階層(5回未満で新しい命令を学習し95%従う)
- ボーダー・コリー
- プードル
- シェパード
- ゴールデン・レトリバー
- ドーベルマン・ピンシャー
- シェトランド・シープドッグ
- ラブラドール・レトリバー
- パピヨン
- ロッワイラー
- オーストラリアン・キャトル・ドッグ
第二階層(5~15回繰り返すことで新しい命令を学習し85%従う)
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- ミニチュア・シュナウザー
- イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
- ベルジアン・タービュレン
- スキッパーキー/ベルジアンシープドッグ
- コリーキースホンド
- ジャーマン・ショートヘアード・ポインター
- フラットコーテッド・レトリーバー/イングリッシュ・コッカー・スパニエル/スタンダード・シュナウザー
- ブリタニー・スパニエル
- コッカー・スパニエル/ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバー
- ワイマラナー
- ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア/バーニーズ・マウンテン・ドッグ
- ポメラニアン
- アイリッシュ・ウォーター・スパニエル
- ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ
- ウェルシュ・コーギー・カーディガン
第三階層(15~25回繰り返すことで新しい命令を学習し70%従う)
- チェサピーク・ベイ・レトリーバー/プーリー/ヨークシャー・テリア
- ジャイアント・シュナウザー/ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ
- エアデール・テリア/ブービエ・デ・フランダース
- ボーダー・テリア/ブリアード
- ウェルシュ・スプリンガー・スパニエル
- マンチェスター・テリア
- サモエド
- フィールド・スパニエル/ニューファンドランド/オーストラリアン・テリア/アメリカン・スタッフォードシャー・テリア/ゴードン・セッター/ビアデッド・コリー
- アメリカン・エスキモー・ドッグ/ケアーン・テリア/ケリー・ブルー・テリア/アイリッシュ・セッター
- ノルウェジアン・エルクハウンド・グレー
- アーフェンピンシャー/オーストラリアン・シルキー・テリア/ミニチュア・ピンシャー/イングリッシュ・セター/ファラオ・ハウンド/クランバー・スパニエル
- ノーリッチ・テリア
- ダルメシアン
第四階層(25~40回繰り返すことで新しい命令を学習し50%従う)
- ソフトコーテッド・ウィートン・テリア/ベドリントン・テリア/スムース・フォックス・テリア
- カーリーコーテッド・レトリーバー/アイリッシュ・ウルフハウンド
- クーバース/オーストラリアン・シェパード
- サルーキ/フィニッシュ・スピッツ/イングリッシュ・ポインター
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル/ジャーマン・ワイアーヘアード・ポインター/ブラック・アンド・タン・クーンハウンド/アメリカン・ウォーター・スパニエル
- シベリアン・ハスキー/ビション・フリーゼ/キング・チャールズ・スパニエル
- チベタン・スパニエル/イングリッシュ・フォックスハウンド/オッターハウンド/アメリカン・フォックスハウンド/イングリッシュ・グレイハウンド/ハーリア/パーソン・ラッセル・テリア/ワイアーヘアード・ポインティング・グリフォン
- ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア/ハバニーズ/スコティッシュ・ディアハウンド
- ボクサー/グレート・デーン
- ダックスフント/スタッフォードシャー・ブル・テリア/柴犬
- アラスカン・マラミュート
- ウィペット/シャー・ペイ/ワイアー・フォックス・テリア
- ローデシアン・リッジバック
- イビザン・ハウンド/ウェルシュ・テリア/アイリッシュ・テリア
- ボストン・テリア/秋田犬
第五階層(40~80回繰り返すことで新しい命令を学習し40%従う)
- スカイ・テリア
- ノーフォーク・テリア/シーリハム・テリア
- パグ
- フレンチ・ブルドッグ
- ブリュッセル・グリフォン/マルチーズ
- イタリアン・グレイハウンド
- チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
- ダンディ・ディンモント・テリア/バンデーン/チベタン・テリア/狆/レークランド・テリア
- オールド・イングリッシュ・シープドッグ
- グレート・ピレニーズ
- スコティッシュ・テリア/セント・バーナード
- ブル・テリア/プチ・バセット・グリフォン・バンデーン
- チワワ
- ラサ・アプソ
- ブルマスティフ
第六階層(100回以上繰り返すことで新しい命令を学習し40%従うかもしれない)
- シーズー
- バセット・ハウンド
- イングリッシュ・マスティフ/ビーグル
- ペキニーズ
- ブラッドハウンド
- ボルゾイ
- チャウ・チャウ
- ブルドッグ
- バセンジー
- アフガン・ハウンド
SOURCE:Here are the ’smartest’ dog breeds, according to a psychologist
犬種を書いてて感じたのですが、”知性”というより性格といった感じがしました。マイペースでボーッとしてるような犬は階層が低くなっていました。やはり飼い主の求めるものによって好みは変わってくるのかもしれませんね。
知性の高い犬を求めている方は、この記事が参考になればと思います(^^)