オートバイの力強さと自転車の軽快さを併せ持つ乗り物がもしあったら、どんな体験ができるでしょうか。ガソリン不要でペダルも備え、さらに高度なテクノロジーで武装した次世代の電動バイク、それがGreyp G-12です。従来のモビリティの枠にとらわれない、その革新的なコンセプトと魅力的な機能についてご紹介します。

次世代の乗り物 Greyp G-12とは

Greyp G-12は、まさにオートバイと自転車の長所を巧みに組み合わせることで誕生しました。モーターによる力強い走行性能と、いざとなればペダルを漕いで進むことができる柔軟性を兼ね備えています。これは、都市での移動から週末のレジャーまで、あらゆるシーンで新たな可能性を広げる乗り物と言えるでしょう。「ガソリン不要でペダル付きのハイテク原付」という表現が、そのユニークな立ち位置をよく表しています。

スマートな操作とセキュリティ

指紋認証システムでスマートに起動

Greyp G-12には、物理的な鍵が不要です。代わりに採用されているのが、先進の指紋認証システム。最大50人もの指紋を登録できるため、家族や友人と共有する際にも非常に便利です。登録された指紋に触れるだけで、バイクが瞬時に起動します。

すべてを統合するコントロールスクリーン

ハンドルの中心には、高機能なスクリーンが搭載されています。このスクリーンが、Greyp G-12の「コントロールセンター」として機能します。走行モードの切り替えから、スピード、バッテリー残量、さらには燃費やモーターの温度といった詳細な情報まで、あらゆるデータをここで一元的に管理し、操作することができます。

シーンを選ばない多様な走行モード

Greyp G-12は、走行環境や気分に合わせて最適な走り方を選べるよう、複数の走行モードを提供します。これにより、街中での穏やかな移動から、力強い走りを求める場面まで、一台で幅広いニーズに応えることが可能です。

ストリートモード

街乗りでの利便性を追求したモードです。限られた最高速度と電力が設定されており、周囲の交通状況に合わせた安全でスムーズな走行をサポートします。

エコモード

バッテリーの消費を抑え、走行距離を最大限に延ばしたい時に最適なモードです。電力を効率的に利用し、長距離移動やバッテリー残量が気になる状況で活躍します。

パワーモード

Greyp G-12が持つ最高のパフォーマンスを発揮するモードです。急な坂道や加速が必要な場面で、モーターの力を最大限に引き出し、力強い走りを体感できます。

高性能バッテリーと優れた充電効率

Greyp G-12は、その優れた走行性能を支える高容量バッテリーを搭載しています。約80分の充電でフルチャージとなり、最大120kmもの長距離走行が可能です。この短い充電時間で得られる長い航続距離は、日々の利用はもちろん、ちょっとした遠出にも十分対応できるでしょう。

回生ブレーキの働き

Greyp G-12には「Regen braking power(回生ブレーキ)」というシステムが搭載されています。これは、走行中にブレーキをかけた際、その制動エネルギーを電力に変換し、バッテリーの充電に再利用するシステムです。車体の持つ慣性エネルギーを無駄にせず、電気エネルギーとして回収するため、バッテリーの持ちを良くし、効率的なエネルギー利用に貢献します。電気自動車やハイブリッドカーにも広く採用されている、環境に優しい技術です。

共有を考慮した安心設計

Greyp G-12は、単に個人で楽しむだけでなく、友人や家族と共有することも想定して設計されています。例えば、バイクを友人に貸す際には、時間や速度に制限を設ける機能が備わっています。これにより、予期せぬ事故や無謀な運転を防ぎ、安心してバイクを貸し出すことができるため、共有する喜びをより安全に体験できます。

Greyp G-12 基本性能概要

Greyp G-12の主なスペックは以下の通りです。この一台が持つ潜在能力の高さがうかがえます。

  • パワーモード電力:12 kW
  • ストリートモード電力:250W
  • パワーモード最高速度:65km/h
  • ストリートモード最高速度:25km/h
  • 走行可能距離:120km
  • バッテリー容量:1.3kWh
  • 重量:49kg
  • 充電時間:80分
  • Regen braking power:2kW

このGreyp G-12は、まさに未来のモビリティを予感させる一台です。

電動モビリティの進化は著しく、例えばAudiも同様のコンセプトを持つバイクを開発していると聞きます。

自転車とオートバイの境界を越えるこの新しい挑戦が、私たちの移動にどんな変化をもたらすのか、今後の展開が楽しみです。

@sakoken