現代の都市生活では、限られたスペースをいかに有効活用するかが大切なテーマです。そんな中で、自宅やオフィスで気軽に植物を育てられる画期的なシステムが登場しました。PlanTree賞を受賞したこの垂直型水耕プラントは、省スペースながらも効率的に植物を栽培できるよう設計されています。どのような仕組みで都市に緑をもたらすのか、その魅力を見ていきましょう。
省スペースで広がる緑の選択肢
「PlanTree」の最大の特徴は、その名の通り「木」のように縦に伸びるデザインです。この垂直構造により、ベランダや窓際、室内の小さな一角でも場所を取らずに設置が可能。都市部で庭を持つことが難しい方でも、手軽に家庭菜園を始められるのが嬉しいポイントです。
スマートに植物を育てる仕組み
このシステムは、下部に備えられたポッドから栄養素と水を効率的に循環させ、植物を育てます。種子や苗は、ロックウールやココヤシ繊維などの培地(植物を育てるための土の代わり)が入った専用カップにセットするだけ。ポッドにはpH値、水量、光の強さなどを管理するメーターも搭載されており、植物の成長を最適な環境でサポートします。
この革新的なデザインは、デザイナーのNur Yıldırım氏によって生み出されました。都市に暮らす私たちに、新たな緑との暮らし方を提供するPlanTreeの詳細は、以下のリンクでご覧いただけます。PlanTree – The Plant Tree