こんにちはFPの大重です。
最近家を買うタイミングについて多くの質問があります。
家を購入したい動機に
- 友人・知人が購入し新居にお邪魔した
- 賃貸で家賃を払い続けていても自分の物にならないのでもったいない。
- 結婚して住宅を購入すると立派という風潮
- 安心感と満足感
などがあります。
最近では、2014年4月からの消費税増税や住宅ローン控除拡大という変化をうけ購入を検討している方がとても多いです。
これに漬け込み、不動産屋も営業トークが盛んですねw
マイホームは人生の中で最も高額で支払期間が長い買い物。
したがって勢いで購入するのではなく、しっかりと検討する必要があります。
そして忘れてはならない事が一つ。
不動産屋は購入までは色々とアドバイスをくれますが・・・
購入後支払いが困難になった際のアドバイス等はくれません。
これで関係が終わるケースが殆どなのです。
不安で仕方ありませんね・・・
購入は、ローンの返済だけでなく固定資産税や修繕費や管理費等の加味も必要です。
ご自身の返済能力を判断し計画的に購入しましょう!
具体的な金額などのサポートはFPのアドバイスを受けるとスムーズに購入できると思います。
一昔前は、頭金がないと借入ができなかったケースがほとんどでしたが、
昨今の金融緩和により、頭金がなくても住宅ローン審査がとおるケースが多々あります。
「頭金無しで消費税5%」の場合と「頭金200万で消費税8%の場合」で比較してみましょう。
※土地1000万円、建物2000万円、金利は35年間2.4%と仮定
※土地は非課税なので建物の5%→100万円 建物の8%→160万円
【頭金無しで消費税5%の場合
購入金額 3100万円 借入金額 3100万円 返済総額 4585万円
【頭金200万円で消費税8%の場合】
購入金額 3160万円 借入金額 2960万円 返済総額 4378万円
頭金の有無で約207万円も違いますね。
消費税増税をうけたとしても、頭金を用意した方が返済総額は少なくて済みます。
もちろん頭金がさらに多ければ負担は軽減されますが、住宅・自動車ローンは金利が低いので、手持ちのお金を全て投じるような事はやめて下さいね。
また、頭金無しで購入されるケースは、現状の収支で貯金ができてない事が考えられます。
貯金ができない状況下では、計画的なお金の使い方ができません。
変動金利で組む際、ギリギリ支払っていける金額で組まれる方がいらっしゃいますが、数年後金利上昇したら返済できなくなる危険性が潜んでいます。
変動金利の場合は125%ルールもしっかり頭にいれておきましょう!
余談ですが、先日銀行に125%ルールで支払いできなくなった場合どうなるかを確認しました。
するとその返答は・・・「わからない」
ずいぶんグレーですね。。。
皆様に改めて質問です。
何の為に住宅購入したいですか?
家族が集う場所作り?
子育てをストレスなくする為?
未来の明るい家族計画の為にという方が多いと思います。
税制やその他の制度変化など、環境の変化に浮き足立ち、目的を見失い、ローン返済に日々追われる毎日になっては本末転倒です。
住宅購入に対してマイナスな事しか言ってない気もしますが・・・
もちろん住宅購入のメリットの話もたくさんありますよ!
FPはクライアントさんと永くお付き合いする。
そして理想とする生活を達成する為のお手伝いをし、今後の計画をたてるのが仕事です。
社会に踊らされる事なく、ご自身にあったプランを考える事が最も重要な事だと思っております。
質問等ありましたらお気軽にどうぞ(^^)