米国科学アカデミー紀要(PNAS)で発表された研究報告です。
研究者のMichelle Kelly-Irvingによると、子供の時のストレスは将来のあり方と密接に関係するという。
この論文は1958年に生まれた17000人を対象としたコホート研究になります。
※ 詳しくは割愛しますので、詳細を知りたい方はCentre for Longitudinal Studiesへどうぞ。
子供の時に受けたストレス(精神的・身体的)は、将来不健康な行動に走るそうです。
不健康な行動の中には、喫煙や飲酒も含まれます。
こういった行動を繰り返していると、必然的に健康面に影響してきますね。
研究報告の中にはBMI(肥満度)にも影響するとも書かれています。
これが、財政面や教育レベルにどう関係するか?
ストレスを受ける(トラウマが生まれる)
↓
不健康な行動に走る
↓
健康ではなくなる
↓
勉強や仕事に取り組み難くなる
↓
学力低下や収入減少が起こる
↓
更にストレスがかかる
↓
治療が必要になる
↓
医療費がかさむ
少し短絡的ではありますが、こういう流れかと思います。
研究報告の中にも「間接的に影響する」との記述があるので経路は多数あれど間違いは無いかと。
親のちょっとした言動で、子供には大きな影響があります。
人間1人の少ない経験から、正しいことなんて分かりません。
40年50年60年生きても所詮はたった1人の経験から導き出したものです。
「親」という責務が与えられた以上、学びを止めてはいけません。
—-ここから短絡的なたとえ話—–
話は少しズレますが、世界にはどれくらいの研究者がいると思いますか?
ジャンルや対象の違いで差はありますが、日本で約80万人とされています。
米国だと2000年の時点で約130万人。
EU-25だと2003年で約117万人。
これだけで合計300万人以上。
他の国も含めればさらに増えます。
仮に世界に300万人の研究者がいるとしましょう。
研究は複数人数で行われる事が多いので、1チーム5人とし60万チーム。
研究期間の長さも千差万別ですが、少なく見積もって半年に1本の論文ができるとしましょう。
これだけで年間120万本の論文が出ていることになります。
これだけの新しい発見があるんです。(価値の無い論文もありますが)
人間1人の経験とは乏しいものです。
物事を慣れで処理してしまってはいませんか?
自分以外を受け入れなくなっていませんか?
私達大人の使命とは、次の世代へバトンタッチすることです。
智慧がないと、ストレスを与えるだけでより良いバトンタッチはできません。
人生はずっと学びの場なんです。
常に新しい知識を入れ、頑固者にならないよう気をつけたいものです。
なんだか思いのままに書いたので読みにくいですね(^_^;)
あまり書くと収集がつかなくなるのでこのへんで!笑
注:時間が無いなんて思考からは卒業してくださいね!